カラーボトル / ONE HEART LIVE CIRCUIT 2008

Filed under: LIVE REPORT — タグ: — LUCK'A @ 2008.03.18

カラーボトル
2008.2.3(SUN)
@秦野市文化会館大ホール
「ONE HEART LIVE CIRCUIT 2008」

今年に入り、いきものがかり、秦基博、奥華子と一緒に、所沢(埼玉)、秦野(神奈川)、東金(千葉)の衛星都市をライヴで回っているカラーボトル。そのオムニバス・ライヴの2回目の出演となった、2月3日。神奈川は秦野にある秦野市文化会館大ホールにて、この日のライヴは行われた。

この日は久しぶりに関東地方に大雪が襲来。普段ありえない積雪の中、交通マヒに巻き込まれながら、現地に無事到着。とは言え、この秦野。駅を降りると、”えっ!?”というぐらい、雪の痕跡がゼロ。聞く所によると、その土地形成上ここ数年雪という雪は見たことがないとか。

話は戻って。

1回目の出演となった所沢(1月13日)に続き、僕の参加も2回目となった今回。前回の所沢のステージにてホールでも対応、逆に似合うことを確認しつつも、今回は前回を上回る1500人収容という大会場。

そこに多少の不安を抱く中、続々とその大きなステージに彼らの機材が運び込まれる。

大きなステージに、あえていつものライヴハウスと同じスペースでの機材配置。そこに、”会場やステージの大きさやキャパに関係無く、僕達はいつも通りライヴを一生懸命に演るだけ!!”的な意気込みを感じる。そう、ステージ全体を背伸び気味に、あえて広く使うのではなく、〈あくまでも自分達のスペースとスタンスで勝負する!!〉、いかにも彼ららしいアティテュードに、なんとなくの安堵感を覚える。


いつもながらのチャールストン調のホンキートンクなSEが流れ出し、それに合わせるように会場全体に、まるで彼らに”ようこそ”とでも言っているかのような温かい手拍子が起る。そして、その手拍子による歓迎ムードの中、メンバーがステージに登場。ボーカル竹森の挨拶一発と同時にライヴはスタート。オープニングは、まさしく彼らの自己紹介的ソング「イェイ・イェイ・イェイ」。竹森のステージ狭しと歌い回っているのに加え、ギターのアキラもソロの部分ではステージ際まで迫り出す等、ステージの広さを上手く使っている光景と、シッカリ会場をカラーボトル色に染め上げているのを見届け、まずは一安心。

間髪入れず、2曲目のズンズンくる「夜明け」が流れ出す。照明による効果も手伝い、歌やサウンドが表わしている、まるでモヤモヤとした所から光溢れる場所まで駆け抜けるがごとく伝わってくるナンバーだ。

2曲立続けに演ると、間にドラムの純司のリズムキープに合わせ、ベースのタイチが挨拶。竹森もアコースティックギターを持ち、続いては重いビートとギターリフから始まりつつも、反して優しい歌声による、自分の存在価値を振り返り、考えさせられる「ハイホ−」をプレイ。”結論として自分の選んだ道を行けば良い”との歌内容に励まされた人もきっと多かったことだろう。

続いて竹森の「入浴剤のようなバンドになりたい」的なMCの後、最新シングルでもある、夢をテーマにした楽曲「10年20年」が始まると、お客さんも総立ち&手拍子にて呼応。完全に会場中を引き込んでいる、その勇姿を頼もしく思う。4つ打ちでズンズンと来ながらも、後半に向けてパーッと広がって行く気持ち良さと、メンバーのコーラスも印象的なこの曲。会場に居た多くの人が手拍子をしながら、自分の夢を顧みていたに違いない。

そしてラストは彼らの代表曲「グッバイボーイ」。いつも通り全身全霊の熱唱ながら、いつも以上の感情移入を感じたこの日。誰一人席に座らず、いや、座ることすら忘れ、まるで自分のことのように聴き入っている様を見るにつけ、”かつての自分に手を振ることで成り立っている、この歌を、みんな今の自分にトレースしているのだろうな…”と、感慨深くなる。

この日、僕が観ていたのは客席の最後方。いわゆる彼らから最も遠い所から観ていたのだが、彼らの想いや伝えたいこと、ツバや汗までも、歌や演奏に乗せられ、時にヒシヒシと、時にズシンと伝わってきた。彼らの想いや伝えたいことは、会場のキャパや大きさに関係なく、誰にでもキチンと届き、伝わる事が立証された一日だった。

レポート : 池田スカオ和宏


【SET LIST】
1. イェイ・イェイ・イェイ
2. 夜明け
3. ハイホ−
4. 10年20年
5. グッバイボーイ


【プロフィール】
◆2004年結成、現在も仙台を拠点に活動中の4人組ロックバンド。骨太でグルーブ感溢れる演奏と、唄に込められた想いや感情を、声のみならず全身で伝えるボーカル・スタイルで、観る者を感動させ、老若男女問わず、幅広く多くの者を惚れ込ませてきた彼ら。あくまでも歌をダイレクトに届けることを主眼に、ライヴを中心の活動を行う中、インディーズにて3作品リリース。その後、2007年6月には、舞台をメジャーと移し、1枚のミニ・アルバムと2枚のシングルをリリース。3月12日にはいよいよ初のフルアルバムをリリースする。力強く説得力のある演奏と、感情をそのまま唄にしたかの様な、その類い稀なる説得力のあるボーカル・スタイルは必見&必聴。


【メンバー】
Vo. 竹森マサユキ
G. 渡辺アキラ
B. 穐元タイチ
Dr. 大川“Z”純司


【商品スペック】
COLOR BOTTLE

FIRST ALBUM
『ぐっと・ミュージック』
MUCD-1178
¥2,800(Tax in)
[ドリ−ミュージック]
3.12 ON SALE

NEW SINGLE
『10年20年』
MUCD-5126
¥800(Tax in)
[ドリ−ミュージック]
NOW ON SALE


【Live Information】
2008/2/19(火)
@福岡DRUM SON
「GUYS DANCE FOR LOVERS TOUR」
開場:18:00 /開演:18:30
w / the ARROWS / ANA
前売¥3.000/ 当日¥3.500

2008/3/7(金)
@広島クラブクワトロ
〜HFM「Vibe ON!MUSIC」×CLUB QUATTRO〜
「DoCoMo presents  魁 no.4」
開場18:00 開演19:00
w / monobright/the ARROWS/NICO Touches the Walls
前売¥2,980/当日¥3,500(税込・ドリンク代別・整理番号有り)

2008/5/5(月・祝)
@Shibuya O-Crest
「カラーボトル ワンマンライブ2008(仮)!!」
開場16:30 /開演17:00
前売¥2,300 /当日未定 (ドリンク代¥500別)
【チケット】一般発売 2008/2/24(日)〜
【お問合せ先】
ディスクガレージ 03-5436-9600(平日12:00-19:00)


【アーティスト・ホームページ】
http://colorbottle.com/

【LUCKON】を開く 【LUCK'A PLANET】を開く
aquarifa PLAYBUTTON 発売中” title= LOVEHUMAN

ENTRIES

LIVE REPORT」カテゴリの記事

ARCHIVES

TAGS

SEARCH