T.S.R.T.S「4つの車輪が駆動を始める」

Filed under: LIVE REPORT — タグ: — LUCK'A @ 2013.12.01

TSRTSバナー


ポイントはちゃんりえ
以前よりグッズのデザインや制作で関わっていた、T.S.R.T.Sが3rdミニアルバム『yonk』をリリースするに際し、LUCK’AがCDのジャケットデザインと、それに連動したアーティスト写真やアルバムからのメイン曲「Straight Story」のミュージックビデオの制作に携わりました。
ラッカカトーがアートディレクション(以下 : AD)全般を担当し、LUCKON GRAPHICSがデザインに携わりました。今回のビジュアルのポイントはベースのカワイリエさんだったとか。その理由は…詳細はこちら→http://lucka.jp/3645

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「ジャケットデザインを始め、アートワーク一式を今回は担わせていただきました。ミュージックビデオにもアートワークのアイデアを踏襲してもらい、トータル性も考えて進めたんです。今回コンプリートに仕事をさせてもらい、やりがいがかなりありました」(マーチャンカトー)


投影されたタイヤ跡
今回のアルバムタイトルとコンセプトでもある『yonk』=「四駆」。そこから派生し、色々と今回のデザインやビジュアルへと結びついていきました。詳細はこちら→http://lucka.jp/3645

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LUCKON GRAPHICS HP
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ポイントはリフレクター
今回のT.S.R.T.Sのツアーでは、Tシャツ(3種)と通称「安全反射バッヂ」と名付けた缶バッヂを制作しました。Tシャツの方は、CAMPリリースツアーのお肉イラストに続き佐藤 芳さんが担当。今度は4WDイラストTシャツでした。缶バッヂの方はLUCKON GRAPHICSのKodaがデザイン。どちらも好評で嬉しいです。

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「『yonk』のアートワーク全般に使用したタイヤ跡のデザインを缶バッジに生かしました。yonkに因んで、リフレクター素材のものにしています」(LUCKON GRAPHICS Koda)

「前回「肉Tシャツ」を作ったのですが、その流を踏まえ、シリーズ化的なレイアウトを念頭にデザインを当て込みました。缶バッヂの方は、ジャケットやミュージックビデオとリンクする形で、車のタイヤの跡と光をイメージとしたのと、今回「四駆」がテーマということだったので、車の反射板の素材を使った缶バッヂになっているところがミソです」(マーチャンカトー)

LUCK’A WARKS
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T.S.R.T.Sニキヲツケロ
9月11日にリリースした3rdミニアルバム『yonk』を引っ提げて全国ツアーを行ってきた彼ら。同ツアーは9月29日の渋谷O-Crestを皮切りに全国8カ所を対バンツアーとして回り、11月15日のファイナルにはO-Crestにてワンマンとして行われました。こちらは当日の会場の写真です。

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yonkのツアー、ファイナル!!
T.S.R.T.S
~yonkのツアー「クルマニキヲツケロ」ファイナル~
ONE MAN
2013.11.15 @ Shibuya O-Crest
ライヴ写真は後送します。

四輪駆動車。文字通り四つのタイヤを稼働させることが可能な車のことだ。それを駆使することにより、従来よりも悪路や困難な道、酷道も乗り越えられる可能性は高い。しかし扱い方によっては、逆に通常の二輪駆動車よりも機動性が悪くなってしまうデメリットもはらんでいる、この四輪駆動車。結局は扱う人の勘と状況判断、あとは腕次第というわけか。
T.S.R.T.Sが、この9月11日にリリースした3rd ミニアルバムのタイトル『yonk』は、まさに四駆であり、四駆とは上述の四輪駆動の略だったりする。そう、このアルバムタイトルや作品内容からは、”この4人のメンバーからなる4つの車輪を駆使し、これからのワインディングロードを突き進んでくゾ!!”との覚悟や決意を非常に感じた。

その『yonk』を引っ提げて全国ツアーを行ってきた彼ら。同ツアーは9月29日の渋谷O-Crestを皮切りに全国8カ所を対バンツアーとして回り、11月15日には、このO-Crestに再び今度はワンマンにて登場した。
新作を引っ提げて再度このステージに立つまでの2カ月。各地で放たれ、贈られてきた新曲たちが、どのようにみんなに受け止められ、そしてリアクションとして返されたのか?そして、作品を更に血肉化するかのように繰り返してきたライヴの中で、それらがどれだけ成長し、深化し、そして完成形に向かっていったのか?その辺りも楽しみに会場に足を運んだ。

ステージにメンバーが現れる。ボーカル&ギターの鴇崎さとしが、自分のフォーメーションであるセンターに立つとぴょんぴょんと跳ねデモンストレーションを行う。調子は良さそうだ。ドラムの岡田翔太朗がダイナミックで生命力溢れるドラミングを始め、新作1曲目を飾っていた「カーテンレイザー」からライヴは幕を開けた。まずは歌世界のジャーニーへ会場を誘った彼ら。作品同様、いや作品以上にサビの解放感がたまらない。アウトロでは4つ打ちが上昇感を誘い、稲増五生のギターが景色をグングン広げていく。ノンストップで「夏のジェット」に突入すると、今度はドライヴ感が溢れ出していく。サビのストレートさが気持ち良い同曲。ジャーニーから今度は夢の中へと会場を誘っていく。

「どうもありがとうT.S.R.T.Sです。よろしく」と鴇崎。ここでのMCは軽く。<早くライヴで次曲を披露したい><しゃべっているよりも曲を多くやりたい>そんな気概が伝わってくる。
次の「パークホテル」はTeenage Fanclubのようなイントロも印象的な楽曲。グイッと会場がステージに惹き込まれていく。同曲を通し、再びライヴを走り出させた彼ら。同曲で歌われる♪僕は走り去るたけ♪のフレーズもどこなくしっくりくる。ここでは稲増も前列でギターソロを炸裂させ、サビでは場内も楽曲に合わせて手を上げ、一緒に歌う光景が導き出されていく。

ここでMC。「4か月ぶりのワンマンライヴにようこそ」と鴇崎。「今日は長い長い夜だから、最後まで楽しんでいこうぜ」と、ここでもMCは短めだ。
続く「WORLD IS OVER」では、場内の雰囲気に不穏さが混じり始め、フロアに横ノリが見え始める。そして、男女混合バンドである面目躍如と言わんばかりの「衝突」に入ると、ベース&ボーカルのカワイリエの歌声も交じり、男女のツインボーカルであるT. S.R.T.Sの真骨頂の一つが現れる。彼女の歌が加わり、彼らの魅力も更にグンと増していく。サビの4つ打ちが心地良い上昇を誘い、同曲の擁したキャッチ―なフレーズが会場を一緒に歌わせる。
岡田の叩き出すスタックスビートに合わせ会場がクラップを始める、その中から現れたのは「4WD」だった。「一緒にクラップしたら楽しいよ」と鴇崎もハピネスの共有を促す。ポップな風が呼び込まれたのような清涼な雰囲気が漂う中、同曲内でも印象深かった♪ぱっぱらー♪のポップなスキャットのフレーズを、みんなが合わせて口ずさんでいく。同曲ではカワイと岡田の3声によるコーラスも聴きどころであった。このハーモニーも彼らの武器の一つと言えよう。

ここでMC。鴇崎が「ツアーを経てバンドも成長したからさ。そんな自分たちの成長を品定めしていくものいいんじゃない。バカみたいに楽しんでも良いし。僕たちはスポンジのように何でも吸い込み吸収していくから」と、ここからライヴの中盤戦への突入の宣言のようなMCを交える。
次の「dig dig land」は、ミディアムなテンポにアンニュイなツインボーカルが特徴的だった。この曲でも少ないコードながら物語をじわじわと広げていく彼らの別面が堪能できた。近未来的な電子音を同期させながらも、楽曲全体から漂う、ちょっとした倦怠感が逆に心地良かったりする。

ここからは懐かしい曲のゾーンとして最新アルバム以前のナンバーが立て続けに放たれる。
まずは不穏なイントロから始まった「シュガーコーン」。ダークでサイケデリックさをまとったナンバーだ。会場をズブズブとその世界観へと惹き込んでいった同曲では、カワイもこれまでのピック弾きから指弾きへとベースの弾き方を変え、それが更なる深みを生んでいた。
続いては秘めた情熱を伺わせた「sweep over」。♪抑えきれない衝動♪と歌いながらも、あえてそれを秘め、抑えた形で伝えるところも実に彼ららしかった。

ここからは鴇崎もギターをエレキからアコギに持ち替え何曲か披露。とは言え、けっしてそれはアコースティック的なアプローチではなく、逆に楽曲にクリスピーさを加える為のエッセンスに留めたもの。しかし、明らかにオリジナルとは違った印象を場内に与えてくれ、この日ならではのスペシャリティに会場も浸る。会場の手拍子のなか歌われた「going in the sun」は、ライヴに楽しさや気楽さを持ち込み、「おわるうた」では4つ打ちダンサブルな仕上がりに会場もゆったりと揺れた。特に「おわるうた」ではカワイも高いパートのコーラスを披露。アウトロの鴇崎による声が伸びやかに高らかに響き渡るのも記憶に強く残っている。
各曲作品以上に歌がネイキッド且つマイルドに届き、響いたゾーンであった。

ここからは鴇崎も再びエレキに持ち替え、ロックバンドT.S.R.T.Sの面目躍如が発揮される。とその前に、ここで今回のツアーを振り返るMCが。特にカワイが携帯を移動中のパーキングエリアで無くしたと思い、それ捜索したところ、実は車内に置き忘れただけだったというエピソードは、鴇崎の話術やジェスチャーも伴い、かなり笑わせてもらった。
ここからは終盤戦。「JUST」では鴇崎と稲増のツインリードが会場を高揚させ、「return」では、楽しいポップな雰囲気が会場に満ちた。また、ラストに向かっての広がりや3声のコーラスに美しささえ覚えた「Gift」等、後半でも印象的な場面を幾つも彼らは魅せてくれた。
そして、この日のライヴで最も一体感を生んだように見受けられたのは、「True – holic」であった。同曲では会場中が一緒に手を上げ、みんなが幸せそうな表情で一緒に歌った。そしてフィードバック音から「Guilty」に入ると、ラストに向けてどんどんテンションが上がり、それに伴い会場の熱量もぐんぐんアップしていく。スリリングさと解放感の同居を見せた、この「Guilty」。間にアクセント的に、ダルでルーズな部分を織り込むところは、さすが名うてのミュージシャンやキャリアを持った強者どもだ。
「新曲を持ってきました。聴いて下さい」の後に放たれた新曲「護送」は、スピーディで比較的短いチューン。カッコよく、しかもキャッチ―に歌を伝える等、かなり盤石なナンバーだ。今後の作品化にも期待したい。
鴇崎が語った「俺たち、バカみてえなバンドだけど、好きになってくれたら嬉しい。これからも応援してくれよな」のあと、本編のラストに放たれたのは、「Straight Story」であった。そう、彼らの出発的ナンバーであり、所信表明的な歌内容で人気の高い同曲が、この日集まった全員のハートを、”もう逃がさないぜ!!”と掴みにかかる。

アンコールは2曲。まずは稲増が1人ポツンと登場する。しばらく遅れて他のメンバーもステージに現れるも、何故稲増が先に1人現れたかの問いに、岡田が「各地でアンコールの際は、誰かが先に出てきたが、今回はワンマンなだけに、やっぱり(稲増)五生(ごお=GO)でしょう」と。
間を置き、再び演奏体勢に入った4人。楽曲に入る前に鴇崎が、「ちょっとは俺たちの成長が魅せれたんじゃないかな」と話し、「ヴェロニカ」のイントロに入る。これまで以上の”待ってました!!”の歓声がステージに向け贈られる。スリリングさとダンサブルさ、サビの解放感がたまらない。1番のサビでは稲増もライトハンドを披露。その後、稲増のギターソロから鴇崎のギターソロへのリレーションはかなりの鳥肌ものであった。サビでは会場も一緒に歌い、コブシをステージに向け贈る。ミラーボールも回り出し、至福の時の演出に一役買っていた。
そしてラストは「ライラック」。現れるドライヴ感と疾走感に会場も最後のライドオンを見せる。なんとも言えない一体感と一緒感を最後に味あわせてくれた彼ら。同曲は、♪光を探してる♪のフレーズも印象的。この曲が作られた時の状況が綴れたと思しき箇所なのだが、今はなんとなくその光が見つかり、それがこのステージを経て確信に変わったのではないだろうか。ステージを下りる時の、ちょっと誇らしげな4人の表情からなんとなくそんなことが窺えた。そう、あとはその光に導かれるままに走って行けばいいのだ。その自慢の4つの車輪をフルに駆動させて。
Report : 池田スカオ和宏

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写真はライヴ直後のメンバーです。手には今回のTシャツ。そこに直筆のサインを入れてもらっちゃいました。


【SETLIST】

1.カーテンレイザー
2.夏のジェット
3.パークホテル
4.WORLD IS OVER
5.衝突
6.4WD
7.dig dig land
8.シュガーコーン
9.sweep over
10.going in the sun
11.おわるうた
12.JUST
13.return
14.Gift
15.True – holic
16.Guilty
17.護送(新曲)
18.Straight Story
Encore
En-1.ヴェロニカ
En-2.ライラック

INFORMATION

【MEMBER】

picka15_tsrts_asha

 

 

 

 

 

 

 

Vo.&G. : 鴇崎さとし
G. : 稲増五生
B.&Cho : カワイリエ
Dr.&Cho. : 岡田翔太朗


【PROFILE】

バンド名は、Led Zeppelinの楽曲「The song remains the same」に由来。
2012年3月 結成、ライブ活動を開始。
7月 初音源となる、1st mini album「CAMP」をリリース。
8月 「CAMP」リリースツアー”わたしのテントにおいでよツアー”を敢行。
11月 「CAMP」リリースツアーを締めくくる、初の自主企画”SOUP”を開催。
2013年3月 1st mini album「CAMP」が流通範囲を広げ、再リリースされることが決定。
3月より、”T.S.R.T.S 春の会場限定盤リリースツアー”It’s da TOUR!!”を敢行し、2nd mini album「No political」をリリース。
9月 3作目となる、mini album「yonk」のリリース。全国リリースツアーを敢行。ファイナルを11月15日、O-Crestにてワンマンで行う。


【NEW ITEM】

picka15_tsrts_jacket3rd mini album
『yonk』
WINN-10004
¥1,600(tax in)
【Goldtone WARNER MUSIC JAPAN / SUMANAI Records】
NOW ON SALE

 

1.カーテンレイザー
2.return
3.4WD
4.夏のジェット
5.Gift
6.Straight Story


【ARTIST HOMEPAGE】

http://t-s-r-t-s.net/


【LIVE INFORMATION】

http://t-s-r-t-s.net/live.html

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