DIRTY OLD MEN「Music is the highest!!」
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この日は、今春発売されたニューアルバム『I and I』の発売レコ発ツアーのファイナルでした。この4月より「DIRTY OLD MEN『I and I』Tour 2013」と銘打ち、15都市での対バンライブと東名阪でのワンマンライブの全18公演を、全国各地で行ってきた彼ら。その集大成的なライヴが、この日、東京・代官山ユニットで行われたのでした。
この日のライヴは終始気合い充実。最後まで、”この勢い、誰にも止めらんねぇゾ!!”とばかりに、ダブルアンコールも含む21曲を、2時間に渡り完遂しました。
◆Tシャツ
「I and I」のジャケットの世界観を準えデザインしました。ナチュラルな雰囲気を壊さないため、バックプリントのツアーリストも全て手描きで制作しました。
◆バスタオル
『I and I』のジャケットの中面にシャボン玉の写真があるんですが、その写真が表紙の水滴のような球体に繋がっているような、そんな雰囲気のデザインになっています。
◆パスケース
『I and I』の曲目“Green Rat”をモチーフにデザインしました。歌詞から小さい少年がネズミに乗り、街を駆け抜ける様子を「アルプス越えのナポレオン」の構図を参考に、勇敢な印象に仕上げました。
「”CDジャケットにある『DIRTY OLD MEN』の書体をアレンジしてグッズの制作をして欲しい”とのリクエストが、アーティストやマネージメントサイドからありました。今回は、より広い層に向けての意識もあり、グッズに関しても、Tシャツのボディも明る目の素材とカラーにし、爽やかなイメージのあるデザインを施しました。そして、バスタオルに関しても、それの色味に合わせたものを制作。”この時期、ちょっと早いかな…”とも思いましたが、インパクトも含め、提案しました。パスケースはラッカのオリジナルの型です。LUCKON GRAPHICKSがデザインした、『GREEN RAT』が非常に好評で、これをパスケースとステッカーシートには落とし込みました。パスケースのみ、東名阪のワンマン公演だけの限定販売でしたね」マーチャン加藤談
加藤部分以外は全て、LUCKON GRAPHICS談
全国各地で、この自分と自分、愛と愛を高め、深め、見つめ直し、共有し合ってきた、その集大成でもあった、このツアーファイナル。会場の代官山ユニットは超満員でした。
そんな物販の雰囲気です。
それから、お客さんもパチリ。みなさん既にもう、臨戦態勢ばっちりです。
この夏も彼らは各地のロックフェスに出演。秋には、DIRTY OLD MEN presents 「Don’t Stop Music vol.3」を今年も全国各地で開催します。各地で素敵なアーティストと共に共演し、改めて音楽の素晴らしさ、楽しさを味あわせてくれるような、このツアー。今年は7都市7公演が予定されています。共演アーティストは、後日HPにて発表ということ。楽しみですね。
それから、それから。年末には、彼らのワンマンライブも決定しています。日付は、12月20日。場所は赤坂BLITZ。しかもこの日は、同公演を収録した音源を、その日だけ販売する、赤坂BLITZ限定のライブ音源即売サービス「T2D」も実施!これは、行くしかないですね。
タイトルは、AKASAKA BLITZ 5th ANNIVERSARY DIRTY OLD MEN X’mas LIVE「gift to you」。
日程 : 2013年12月20日(金)
会場 : 赤坂BLITZ
時間 : OPEN:18:00 / START:19:00
料金 : 立ち見 ¥3,500(税込)D代別
一般発売日 : 2013年10月26日(土)
【公演に関するお問い合わせ】
ディスクガレージ:050-5533-0888(平日12:00~19:00)
DIRTY OLD MEN
「I and I」Tour 2013 FINAL
2013.6.29@代官山UNIT
”悪いけど俺達、これ以上、滞ってらんねぇんで。さぁ、ここからもう一回エンジンをフル稼働にしていくから、みんな、ついてこいよ!!”
なんかそんな、”止まってられっか!!”なエネルギーが終始ほとばっしているかのようなライヴであった。加え、この日は、ライヴの中盤、偶然にもフロアからステージに向けて飛ばされた「音楽っていいな!!」の言葉。それら二つのファクターを、ステージも会場もシェアし合い、お互いが改めて実感できたライヴでもあった。
この日は、今春発売されたニューアルバム『I and I』の発売レコ発ツアーのファイナル。全国各地で、この自分と自分、愛と愛を高め、深め、見つめ直し、共有し合ってきた、その集大成でもあった。会場の代官山ユニットは超満員。開始前から、特に男子の、”楽しんでやる!!”とでも言わんばかりの熱気が半端ない。思えば、このシーンの中では、男子率が高いのも彼らの特徴。ボーカル&ギターの高津戸信幸の描き、歌う、歌世界が実は男臭く、秘めていたり、思っていたり、考えていたりすることを数々の情景描写や場面描写に乗せて、歌やサウンドとして放つ彼らの音楽性に、男性がシンパシーを抱くのも、同性としてかなり理解出来る。
SEが鳴り響くとフロア前方の密度がギュっと高まる。青白く浮かび上がったステージ下手(しもて)から4人が現れる。高津戸がコブシをフロアに向け、”やってやんぜ!!”のジェスチャー。各メンバーのスタンバイが完了してから一音が放たれるまで、しばしの緊張感が会場を包む。4人がデモンストレーションで音壁を作り上げる。そんな中、ドラムの岡田翔太朗が力強い4つ打ちのキックをその中から現す。1曲目は「変えるのうた」。同曲の判明に会場中がハネる。サビのダンサブルさと上昇感に、いきなりここが地下のライヴハウスであったことを忘れてしまう。まるで、”ラストまで一緒に行こうぜ!!”と力強く、腕をグイッと引っ張ってくれているかのようだ。続いてノンストップで疾走感溢れる曲が、更に会場をグイッと、今度は身体ごと引き寄せてくる。次曲はニューアルバムから「Green Rat」だ。高津戸のボーカルの深さが活きる同曲。「もっとこい、もっと来いよ!!」と高津戸が歌いながら煽る。
「もっと狂っていいんだゾ、みんな」と高津戸。その言葉に合わせて渡辺雄司が、扇動するようにその愛器のベースを高く掲げる。続いての「メリーゴーランド」では、山下拓実がギターで情景描写を膨らませ、岡田はリズムをドライブさせながらも安定感のあるドラミングでダイナミズムを寄与していく。ラストサビではミラーボールも回り出し、この日最初の感動的な場面と出会う。
「俺達は全力で日々を駆け抜けただけだ。そうだろ、みんな?」との問いかけと、「声を聴かせてくれ」のリクエストに呼応するように、クラップの中一緒に歌われた「呼吸」では、会場中が大合唱。高津戸がシャウト、それに負けじと会場も大呼応。高津戸は既に感極まっている様子だが、このペース配分でこの長丁場、最後まで大丈夫か?と心配になる。そう、それほどこの日の彼らは前半からぶっとばしていた。いや、それは会場も同じ。あきらかにいつもより熱度が高い。
「しゃべってるのもったいないから、歌うわ」(高津戸)と次曲「just moment」に入るところにも彼らの、”止まってられねぇ!””この勢いを止めたくねぇ!!”感としてガンガンに伝わってくる。
前半から中盤に向かうブロックでは、ポップさも会場へと呼び込まれた。モータウンビートも交えられた「フレンドリーな季節」では、彼らのスイートな部分が映え、高津戸、山下、渡辺によるフロント3人の楽器によるユニゾンが活かされた間奏。そして、大サビ前のサビでは、歌を会場に任せ、全員で歌を完成させていったのも、この日の名シーンとして挙げられる。また、「クレイジーにいきましょう!」(高津戸)の言葉の後、フロント3人が前にせり出てプレイされた「elif」では、そのポップさに合わせて、山下と岡田のコーラスが楽曲にふくよかさを加えていく。もちろん「♪elif♪」の部分は会場中も大合唱。渡辺のベースソロから山下のギターが絡み「a heart of difference」に入ると、上昇感のあるサウンドとダンサブルさに会場もハネる。「♪悪い事だけじゃないからさ一緒に手をとろう♪」のリリック部では、みんなが一緒に歌いながらも、ウンウンとうなづいているのが印象的であった。
ここで、高津戸以外の3人からMCが。「代官山ユニットって言いにくい(笑)。楽しくてたまらないね」と山下。続く岡田は、「非常に元気です」と一言。そして、この日は珍しく口を開いた渡辺も「本当にありがとう」と告げる。
ライヴに戻る。「代官山~!まだまだ行けるか!!全力でこないと負けちゃうゾ!!」(高津戸)と、ここからは中盤戦。<かっこいいロックバンド、DIRTY OLD MEN>の面目躍如とばかりに飛び出した「約束の唄」。かと思えば、感情移入たっぷりに、顔をくしゃくしゃにしながら歌われた「桜川」では、真摯に真剣に、その人のかつての面影をみんなが心に思い浮かべ、だからこそ今出来ることを精一杯やろうと、改めてみんなの心に誓わせた。続いて、ゆっくりと歌い出すも、ぐわっと景色を急変させるように疾走感のあるバンドサウンドへと突入した「moon wet with honey」では、感謝と幸せをありがとうの気持ちの交歓会が繰り広げられ、疾走感とダイナミズム溢れるサウンドの上、会場も一緒に歌い、コブシを挙げることで、歌に気持ちを同化させていく。そして、「新たな扉を開いていこう」 (高津戸)の言葉の後、放たれた「doors」では、勢いのある前のめりのサウンドに会場も前傾姿勢。再び歌による一体感というアライアンスがガッチリと組まれる。
「去年の自分にこの光景を見せてやりたいわ」と高津戸がボソリ。「去年は1年、もう一度始めるつもりで動き出した。悔しくて、見返したくて、無我夢中で日々過ごした。こんな俺達にも愛のある人がいる。こんな俺たちを信じて力を貸してくれる熱い人や観に来てくれる人がいる。去年は正直、クソみたいな日々だったけど、あったかい気持ちになれることが多かった」と独白気味にしゃべり続ける。「自分は音楽でみんなの未来を変えられると本気で信じている。いつだって本気で歌うから、これからも一緒についてきてくれ」と告げる。その時、起こったこれまで以上の力強い拍手は、”そうだ、また一緒に大きくなっていこう!!”との、会場とステージでの力強いコンフィデンスのように響いた。
続いてライヴは、その言葉を立証する第一歩のように、「煌めくのに」から入った。優しくもグイッと手を強く引っ張ってくれるかのような歌に、会場も一緒に歌うことで並走していく。続いて「knight」のラテンポップに更に会場がハネ、「♪いつか必ず一緒に見よう 美しき空を♪」との歌を通しての約束に、会場が一層ステージへと手を伸ばす。
ダンサブルな曲は続く、「俺達の全部をここに置いていくから、みんなが血肉にしてくれよ」(高津戸)の後に放たれた、次の「World Maker」では、ポップなハミング部にて会場が大合唱。みんなキラキラと幸せで楽しそうな顔をして歌い、踊っている。
「もっと踊ろうぜ」と高津戸。次の「MY HERO」では、ミラーボールも回り出し、みんな楽しそうに一緒に歌い、踊る。
MC。高津戸がしゃべり出す前に、会場から「音楽っていいな!!」と、ステージに印象深い言葉が飛んでくる。”そりゃ、俺のセリフだよ”とお株を奪われて苦笑いの高津戸がもう一度、今度はフロアに向けて言う。「音楽っていいな!!」。そして、今年の秋か冬に新曲のリリースを予定していること、その新しい物語を楽しみにして欲しい旨が告げられる。
ライヴは後半に。ミディアムながら弾んだナンバー「Born Message」では、渡辺もコーラスを加え、ラストの「こころがわり」では、岡田、山下、渡辺の三声のハーモニーが会場中に広がっていく。「♪心と心 愛は消えない♪」は、やはり名フレーズだ。最後はみんなつながっているといったキラキラとした満足そうな表情でワイパーを作っていた。ラララのハミングと大団円。「ありがとう」との無数の声がステージを去っていく4人に贈られる。
ここからアンコール。に入る前に重要な事が幾つか告げられる。12/20に赤坂ブリッツでワンマンが決定したこと。「最高に狂ったクリスマスにするんで」とは高津戸。その顔はニヤリと笑っていた。
アンコールは2曲。きらびやかなイントロに会場が嬌声を上げた「スターチス」では、会場も嬉しそうにハネる。「♪光を灯し続けるよ 大切なあなたのため♪」のフレーズは、この日訪れた多くの人にとっての心の支えとなった。
続いてジュークボックスロックンロール的なビートに合わせ、会場中から手拍子が作り出され、その中から歌った「blue゛D゛」では、出だしの部分をあえて会場の大合唱が担う。客電も全開。一緒に歌を作り出していく瞬間を見た。「音楽最高~!!」(高津戸)のシャウトを残し、メンバーはステージを去った。
ダブルアンコールに応えてくれた彼ら。「明日なんて関係ねぇ!今日は出し切るゾ!!グチャグチャになれ!!!」(高津戸)のシャウトのあと現れた「chocworld」では、サンバホイッスルも登場し、会場も楽曲に合わせて阿鼻叫喚。後半のテンポアップする箇所では、フロアはまさにグシャグシャ。「楽しかった。また遊ぼう。DIRTY OLD MENでした」(高津戸)の言葉を残し、4人はステージを後にした。
次のワンマンライヴは、赤坂ブリッツ。昨年6月、今のメンバーで周った初のツアーのツアーファイナルの会場。DIRTY OLD MENの4人にとって特別な思い入れのある会場だ。昨年の自分たちを超えるために、リベンジの意味合いも含め、再びそこに臨む彼ら。正直、この日のキャパシティの2倍はあるから、そこを埋めるのは、そんなに楽なものではない。それは彼ら自身の方が知っているはずだ。普通なら到底届かない、その高い場所にあえてハードルを設置することで、自身へのプレッシャーとモチベーション、そしてここ数年やってきた、成してきた、得てきたことの自信と、ついてきてくれるファンへの信頼感が、彼らに再びそこに立たせる勇気を与えたのだろう。
<止まってられっか!!><音楽っていいな>、そして、<周りに自分たちを支えてくれる人たちがいるって素晴らしいな>、それを改めて実感できた、この日のライヴ。きっと、彼らはこの夏~秋に、それを更に強固なものにするべく活動に邁進していく。より、信頼感と<音楽っていいな>を実感/体現する為に。DIRTY OLD MEN、その未来は明るい。
【SET LIST】
1.変えるのうた
2.Green Rat
3.メリーゴーランド
4.呼吸
5.just moment
6.フレンドリーな季節
7.elif
8.a heart of difference
9.約束の唄
10.桜川
11.moon wet with honey
12.doors
13.煌めくのに
14.knight
15.World Maker
16.MY HERO
17.Born Message
18.こころがわり
Encore
En-1.スターチス
En-2.blue゛D゛
Double Encore
W-En.chocworld
【MEMBER】
Vo.&Gr. 高津戸信幸
Gt. 山下拓実
Ba. 渡辺雄司
Dr. 岡田翔太朗
【PROFILE】
高津戸信幸(Vo & Gt) 山下拓実(Gt) 渡辺雄司(Ba) 岡田翔太朗(Dr) の4 人からなるバンド。
高津戸の優しくも力強い唯一無二の歌声、独特な歌詞の世界観が魅力。
2012年4月に現メンバーになり、2013年3月26日に新しい4 人の手で1から作り上げたフルアルバム「I and I」をリリース。
美しいメロディーを色鮮やかなアンサンブルで包み込む音源。
時には優しく、時には力強く、会場を包み込む表情豊かなライブ。
一瞬の出来事を壮大な物語に、美しく力強い音で表現。
同年4月より、DIRTY OLD MEN「I and I」tour 2013敢行。
【NEW ITEM】
「I and I」
DOMCD-1003
¥2,500(Tax in)
NOW ON SALE
1. 煌めくのに
2. 呼吸
3. フレンドリーな季節
4. Knight
5. Fruit Windy
6. puzzle
7. Green Rat
8. just moment
9. Born Message
10. こころがわり
11. World Maker
【ARTIST HOMEPAGE】
【LIVE INFORMATION】
http://dirtyoldmen.jp/live.php
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