BIGMAMA「ラブとロマンティックが交差した、恒例XmaseveLive」

Filed under: LIVE REPORT — タグ: — LUCK'A @ 2013.02.02

BIGMAMA「ラブとロマンティックが交差した、恒例XmaseveLive」


ロマンティックを彩った逸品

オリジナルキャンドル


2012 X’mas Special Live を記念しまして、BIGMAMA 初のオリジナルキャンドルを制作。事前に通信販売で発売し、一部当日販売いたしました。とは言え、限定の貴重品、あっと言う間に売り切れちゃいました。
このキャンドルは、ボーカル&ギターの金井さんが、色と香りを選んだこだわりのアロマキャンドルは上品なグラス仕様でオリジナルBOX入りでした。優しいクリームカラーに優雅な気分を演出してくれる”ムスク”の香りは、気分を穏やかにしてくれるリラックス効果もがあるとのこと。買った方は、誰か愛しい人へのプレゼントにでもしたのでしょうか?

「キャンドルの箱の上部とキャンドルグラスに貼られたエンブレムはクリスマスを意識しながらもゴージャスなイメージで作りました。かなり細かいので箔(銀色)押しの部分はそれぞれ微調整をしています。箱の側面のデザインは限定Tシャツの“天使”と“ツリー”を合わせたデザインになっています」LUCKON GRAPHICS談

2012 X’mas Special Live限定Tシャツ


今回はナント、昼の部、夜の部で別々のデザインのTシャツを2種販売。それぞれの雰囲気に分けてデザインされました。しかも販売の際には、クリスマス仕様の化粧箱入り。もったいないのか?けっこうみなさん、普段みたいにその場で着替えてライヴに臨まず、箱ごと持って帰っているのが印象的でした(笑)。

昼の部


「「Holy Xmas」をイメージして、ホワイトはカップルに相応しい天使が描かれたデザインにしました。天使の顔をかわいく作るのは苦労しました(笑)」LUCKON GRAPHICS談

夜の部


「「Lonely Xmas」をイメージしたブラックは一人様でもシックに着こなせる、ツリーとその周りに降る雪をイメージしたデザインにしてみました」LUCKON GRAPHICS談

キャンドルTシャツ


「パーティーや舞踏会のような雰囲気というテーマをいただき、そういった場所の中心できらきらと輝く華やかなシャンデリアがBIGMAMAに合うのではないかと思い、メンバーとファンの皆さんをキャンドルの炎で表すようなイメージでデザインしました」LUCKON GRAPHICS談


会場に溢れていた愛
この日は、クリスマスイブ。しかも、昼の部は、カップル限定。そんなこともあり、会場にはいつも以上に<愛>が満ち溢れていました。
そんなドキドキワクワクの開演前の会場をパシャリ。おっ、サンタクロースが何人かいますよ~。

詳しくは、ライヴレポで触れていますが、当日のライヴでは、お客さんからの事前に募ったリクエスト曲にBIGMAMAが応えるコーナーがありました。その投票所がこちら。あの赤いクリスマス仕様の長靴の中に、みんなが思い思いにやって欲しい曲を書いて入れていました。この方は何をリクエストしたのかな?演ってくれたら良かったですね。その気になる当日のプレイ曲は、下記のライヴレポートにて。

この日のグッズがズラリ。Tシャツもバリエーション豊富に飾られていますね。おっ、ラッカがデザインしたシャンデリアTシャツに興味を持って、持ってくれている人かず居ますね。ありがとう~。
他にもイヤホンコード巻き取りや、パシッと手首にフィットする塩化ビニール性のリストバンドも実はラッカが制作したんです。あと、残念ながら、私が行った時には、キャンドルは全て完売していました。売ってるとこ、見たかったなぁ…。



LIVE REPORT

BIGMAMA
「2012 Xmas Special Live ~昼の部:「Holy Xmas」~」
2012.12.24 @ラフォーレミュージアム六本木

 2010年は九段会館、2011年は震災復興を願い仙台にて開催された、今やBIGMAMAにとって毎年の恒例行事ともなっているXmas Special Live。今年はナント、昼夜の2回回しとなり、昼の部はロマンティックな楽曲を中心とした、カップル向けのセットリストの「Holy Xmas」。夜の部はアグレッシブな楽曲を中心とした、お一人様向けのセットリストの「Lonely Xmas」として行われた。そんな中、私は昼の部に一人で参戦(笑)、その模様をここにレポートしよう。

 場所は、あまり彼らのイメージではない六本木。とは言え、このラフォーレミュージアムのある地は、あの繁華街とは違い、かなり閑静な場所にあったりする。
 チケットは、昼夜共に早期にソールドアウト。かくいう昼の部も、このライヴの後、どこかでクリスマスのお祝いをする人が多数いるのであろう、どことなくワクワク、ドキドキした雰囲気が会場全体を覆っていた。それは場内も同様。いつもよりも華やいだ雰囲気がいたるところに満ちており、クリスマスらしい厳かな開場BGMも、クリスマスイブ感をより醸し出している。そして、これからメンバーが現れるステージには、バックに赤いベルベットのカーテンが下げられ、真ん中には巨大なクリスマスリースが。加え、天井からは銀のスローブが下がり、そのクリスマスのデコレート感満載の装飾に、いっそう気分も高揚していく。

しばらくすると、J-WAVEの「TOKYO REAL-EYES」等のパーソナリティでもおなじみの藤田琢己氏による、注意事項を面白おかしく伝える影アナが入る。中でも、「カップルやカップルを装ったお客さま~」の件は笑えた。うーん、読まれている(笑)。この日もたぶん、”今日だけでいいから恋人のふりをして一緒にライヴに行って~”なんてお願いして、参加した人もいたんじゃないかな。少なくとも、私の付近の2~3組はそれと思しきカップルだったり(笑)。”このライヴを経て、本物のカップルに成れるといいのにな…”なんて、清い思いと共に彼らの登場を待つことに。

 SEが鳴り、メンバーがステージに登場する。東出のバイオリンから厳かな音色が紡ぎ出され、それが徐々に大きくなり、ステージが発光していく。と、同時にガツンとしたバンドサウンドがそこに加わり、この日の1曲目の「beautiful lie, beautiful smile」が完成されていく。ダイナミックなサウンドに、美しいハミングが加わり、いきなり彼らの魅力の一つである、<ダイナミズム且つ美しい>といった真骨頂が会場に広がっていく。続く2曲目の「ダイヤモンドリング」のイントロが流れると、ロマンティックナンバーの2連発に更なる歓声が。合わせて、ステージ前方の密度もグッと高くなる。雄大に広がっていった同曲。月から見た地球の美しさとそこに秘められたラブロマンスを、みんなが思い描く。
 「メリークリスマス六本木」とボーカル&ギターの金井が一言。ライヴはノンストップで、こちらはカップルというよりは夫婦? 「Mr. & Mrs. Balloon」に雪崩こむ。コール&レスポンスを経て、温まったところから投入された同曲。曲名よろしく、数個の巨大なバルーンも現れ、みんなの上を縦横無尽に転がっていく。柿沼のギターが空間系の音色を交え、楽曲に色彩を加えていく。サビのストレート部は会場中が大呼応。ロマンティックさにパワーが合わさっていく。

 ここでMC。金井が「3年目に確信したことがある。こんな大切な日に、BIGMAMAのライヴを選んでくれてありがとう。最高のライヴをします」と伝え、それに期待する力強いレスポンスがフロア全体から沸き起こる。金井がギターをアコギに持ち替え、ドラムのリアドがカウベルを叩く、続く「ZOO at 2 a.m.」では、楽しげで華やかなハッピーパーティソングが広がっていく。サビでは、フロア中央にセットしてあった巨大なミラーボールも回り出し、至福の空間へと場内が変わっていく。曲中には、「フゥ~」のオーディエンスからの合いの手も加わり、柿沼がライトハンドを、ベースの安井もチョッパーを楽曲に交え、メンバー各人のプレイヤビリティを炸裂させる。
 楽しげな雰囲気を引き継ぐようにモータウンビートライクな「Lovescape」に移行。これまでとは違ったポップさが呼び込まれ、会場が曲に合わせスイングし出す。東出のバイオリンが裏でハッピーさに優雅さを加えていき、サビ前の1フレーズをみんなが大合唱。柿沼と東出がクリスマスっぽいフレーズを交えたソロを響かせれば、金井がステージにバズーカを持ち込み何かを発射。そのプレゼント目掛けてオーディエンスがどーっと集中する。同曲のラスト部は会場中が大合唱。金井も歌を全て会場に預けて、楽曲をみんなで成立させていく。

 ここで2回目のMCが。この日の為に、クリスマスっぽい曲をと、1stから聴き返し始めて、大切な歌であったことに改めて気がついたと話した後、愛から恋に変わる瞬間って、駆け引きがなくなる瞬間であることを告げ、その真理にみんながうなづく。続いて放たれたのは、約束の歌「We have no doubt」。ライティングによる演出がプレイしているメンバーのロマンティックさを媒体する。ロマンティックに始まるも、中間部ではテンポアップ。フロアもクラップで応戦し、ライヴは更に加速していく。

 「新しい曲、持ってきたよ」と金井。続いては、12月に発売されたばかりのシングル「Jeffrey Campbellのスケートシューズで」のカップリング曲「負け犬と勝ち猫」がライヴにて初披露される。ここでは金井のブロークンなメロディと、いつも以上に聴きどころ満載な柿沼のギターソロ、そして会場からのうぉーうぉーの呼応部分がバッチリとマッチ。しっかりとアライアンスが組まれていく。続く「秘密」では、柿沼のアルペジオイントロにリアドのスネアにインパクトを持たせたビート、東出のバイオリンが景色感を楽曲に与えていく。会場からはOiコールも発生。フロアのいたるところで、クラウドサーフと肩車が現れる。
 リアドのマーチングドラムに乗せ、「今年毎回ライヴで演ってきた曲がある」と金井が一言。「この歌でみんなのことがますます好きになった。今年一番のデカい声を聴かせてもらっていいですか?」と、金井の奏でるアコギに乗せ、会場が大合唱を始める。そのままリアドの力強いバスドラに乗せて「until the blouse is buttoned up」に。大地や大陸をみんなに感じさせる。曲中「やっぱりもっとデカい声が聞きたいな」との金井からリクエストが。それに応えるように、更にフロアからは大合唱が起こる。楽曲とみんなの呼応が、会場に勇気と明日からへの活力を与えてくれた瞬間だった。

 ここで毎年恒例のプレゼントタイム。当選番号の変わりとなったチケットの整理番号が、サンタのかっこうに着替えたメンバー各人から読み上げられ、各々から自身でチョイスしたプレゼントが手渡される。ちなみに、リアドは、「星屑ツアー」の際のドラムのヘッドにサインを入れたもの。安井は、不朽の名作「ホームアローン2」のDVD(何故「1」ではなく「2」なのか?、天の声(藤田琢己)から突っ込まれる場面も)。そして柿沼からは、ライヴのリハで一度だけ履いたほぼ新品の靴。東出は、ぬいぐるみとお風呂セット、大好きなクッキー、ハンドソープに、某ファッションビルのノベルティのダイアリーのペアセットと盛りだくさんであった。そして、金井は…とその前に、金井から東出が先日結婚したとの報告が成され、会場は大祝福ムードに。夜の部のロンリーナイトでは、ちょっと顰蹙(ひんしゅく)を買いそうなので、発表出来ない昼の部ならではのサプライズであった。もちろんその場では、会場中から温かい祝福の拍手がステージの東出に贈られたが、きっとその中の何人かは、この発表にがっかりしたことだろう(笑)。そして、肝心の金井からのプレゼントは、ずっとツアーに一緒に回っていたカバン。しかも朋友、[Champagne]の川上も同じものを持っており、その彼とのお揃いだと言う。

 ライヴに戻ろう。ここからはリクエストコーナー。入場時にお客さんにリクエストしてもらった、彼らの楽曲名が書いてある用紙が入った箱が用意され、そこから弾き語りにて応える金井が1枚選ぶ。選び出されたのは、2ndアルバム収録の「as one」。同曲の1番をギター1本で、感情移入たっぷりに弾き語ってみせる。続いてリクエスト箱から取り出したのは、掟破りの山下達郎の「クリスマスイブ」。これにも快く応えてくれ、即興ながらなかなかなところを見せる。
 そして、次のリクエストはバンドにて。選ばれた楽曲は「Dowsing For The Future」であった。みんな先程のサンタのかっこうのままながら、彼らの代表曲とも言える同曲を驚喜溢れる会場にガツンと放つ。

 次の最新シングルナンバー「Jeffrey Campbellのスケートシューズで」では、先の「星屑ツアー」同様、この日、誕生日だった人への「 Happy Birthday」の祝福の言葉が贈られる。しかも、この日は特別に、誕生日のお客さん全員がステージに上げられ、会場にばらまかれたクラッカーにて、会場から曲中に、「おめでとう!!」の祝福が。「最高の景色一緒に見せてあげたかった」と金井。ニクい計らいだ。中には感激して泣き出す人もおり、うーん、その気持ち分かる、分かる。

 そして、「クリスマスケーキを曲にしてみんなに贈ります」の言葉の後、飛び出したのは「最後の一口」。同曲に合わせ、スクエアなホールの壁に色とりどりのミラーボールによる光が走る。
 柿沼のギターリフに会場が沸く。続いては、「計算高いシンデレラ」だ。東出のバイオリンが優雅に響き渡り、金井もファルセットを交え歌う。「パッヘッベルのカノン」のあの有名フレーズを交える東出。BIGMAMAの真骨頂だ。ラストはフロアも明るく照らされ、会場全体が主役とばかりにみんなで大合唱。本編最後は「最高のクリスマスイブをありがとう」の金井の言葉と共に放たれた「My Greatest Treasure」が飛び出す。ハッピーで温かいクリスマスソングである同曲。設置されたスノーマシンから会場中に粉雪が舞う演出がグッとくる。ファンタジーで幻想的な中、楽しい歌が舞い、みんながハッピーな気分になる。

 ここからはアンコール。まずは金井から「3回目にしてようやく楽しめるようになった」との本音が。そして、まだCDになっていない新曲を、ミルフィーユの語源についてを教示し、それを人生に例えるトークに続け、アコギ1本で披露する。スポットライトの中、「少し形が悪くても僕にはご褒美さ」のフレーズが印象的。バンドとして作品化されるのも楽しみだ。「寂しいけどあと1曲。全力で歌います」と放たれたラストの「the cookie crumble」では、ステージのみならず、会場も全力を出し切って呼応していく。疾走感に乗り、会場全体もスパーク。お客さんたちによるコスプレサンタたちもクラウドサーフ&肩車している。「メリークリスマス。ありがとうございました」の言葉を残し、彼らはステージを去った。そう、ハッピーさと至福感を会場いっぱいに残して。

 
Report : 池田スカオ和宏


【SET LIST】

1. beautiful lie, beautiful smile
2. ダイヤモンドリング
3. Mr. & Mrs. Balloon feat. GEROCK
4. ZOO at 2 a.m.
5. Lovescape
6. We have no doubt
7. 負け犬と勝ち猫
8. 秘密
9. until the blouse is buttoned up
10. as one(リクエスト曲)
11. クリスマスイブ(リクエスト曲)
12. Dowsing For The Future(リクエスト曲)
13. Jeffrey Campbellのスケートシューズで
14. 最後の一口
15. 計算高いシンデレラ
16. My Greatest Treasure
Encore
En-1. ライフイズミルフィーユ 新曲
En-2. the cookie crumble


INFORMATION

【MEMBER】

Vo.& G. 金井政人
G & Vo. 柿沼広也
B. 安井英人
Dr. リアド偉武
Strings東出真緒


【PROFILE】

2006年7月、UKPROJECT内RX-RECORDSにて1st MINI ALBUM『Short Films』を発表。新人としては異例の10000枚以上のセ-ルスを記録。
同年10月、メンバ-の脱退により一時活動を休止。
2007年2月、恵比寿LIQUID ROOMにて新メンバ-、安井英人(bass)東出真緒(strings)を迎え活動を再開。
2007年6月、新生BIGMAMAとして、1st SINGLE「BOYS DON’T FLY」を発表。9月にはワンコイン受注生産限定2nd SINGLE「Neverland」を発売。12月には1st FULL ALBUM『Love and Leave』を発表。18000枚以上のスマッシュヒットを記録する。
2008年、リリ-スツア-は軒並みソ-ルドアウトが続出し、4月13日のツア-ファイナル新宿LOFTまで、大盛況で幕を閉じた。その夏には、ROCK IN JAPAN FES.2008、SUMMER SONIC08などの国内大規模野外フェスにも多数出演。その勢いを留める事無く、9月、3rd SINGLE「Weekly Fairy Tale」をリリ-ス。オリコンインディ-ズチャ-ト1位、シングルチャ-ト43位を獲得する。
2009年11月、3rd ALBUM『and yet, it moves ~正しい地球の廻し方~』リリ-ス。
2010年10月、4th ALBUM『Roclassick』をリリース。同月より、全国ツアー「”Roclassick”release tour 2010-2011 ~母と行く、魅惑の新世界の旅~」を敢行。各地を熱狂の渦に巻き込む。12月25日、同ツアーのスペシャルをストリングスを交え、九段会館にて敢行。
2011年3月30日、同ツアーのクラウンドファイナルを渋谷AXにて行い、大成功に収める。同年7月、シングル「秘密とルーシー」、9月、「#DIV/0!」をリリース。
2012年1月、5thアルバム『君がまたブラウスのボタンを留めるまで』をリリース。同年9月、シングル「君がまたブラウスのボタンを留めるまで」リリース。朋友[Champagne]と共に『』とタイトルした全国ツアーを行い、ファイナルの台湾でのライヴも大成功に収める。12月、シングル「Jeffrey Campbellのスケートシューズで」をリリース。
2013年4月28日からは「BIGMAMA Tour 2013 」とタイトルされた全国ツアーを敢行。


【NEW ITEM】

9th Single
「Jeffrey Campbellのスケートシューズで」
RX-067
¥1,050(tax in)
NOW ON SALE
【RX RECORDS】

01. Jeffrey Campbellのスケートシューズで
02. 負け犬と勝ち猫


【LIVE SCHEDULE】

http://bigmama-web.com/#/schedule/


【ARIST HOMEPAGE】

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