井乃頭蓄音団「振り返るとそこにあるのは一本道でした。」
“えっ、まだやってなかったんだけっけ?” 多くの方がそう思ったことでしょう。「東京初ワンマンが決まりました!!」のニュースの初聞きの時には、私も正直そう思いました(笑)。これまで、大分(!)、神奈川の大和・南林間(!!)でのワンマンライヴを行ったことのある彼らですが、東京でのワンマンは、この日が初。まさに満を持してといった趣きでした。その期待値もあり、当日のチケットはソールドアウト。会場もパンパンでした。いやー、ホント、みんながこの日を待ってました。
残念ながら、この日で、ベースの寺中さんとドラムのとがしさんがバンドを退団することになりました。寺中さんは、このイノチクを松尾さんと2人きりから始めた創設メンバー、とがしさんも今のバンドのカラーを色濃くした人の一人でもあるので、この退団は残念でした。しかし、ご安心を。お二人とも「音楽は続けていきます」と誓ってくれました。寺中さんは「ひらくドア」に、とがしさんも多くのバンドを掛け持ちで自分の腕を磨いていくそうなので、みなさん今後も変わらず彼らも応援していきましょう!! もちろん、我がラッカは今後も変わらずイノチク、彼らをそれぞれ応援し続けていきます。ちなみに犬蓄(いぬちく)Tシャツのカラーは、ピンクが寺中さん、緑がとがしさんだったんです。
この日のライヴは、アンコールも含めタップリ2時間半。全24曲が歌われ、演奏されました。聞くところによると、これは彼らの最長ライヴ&最多演曲にあたるとか。いやー、終始会場は、その歌その歌に、時に一緒に歌い、時に笑い、時にホロっとされられ、と、心の同化をみせていました。いい歌が多いんだな…なんて、あらためてしみじみ思っちゃいました。
残念ながら、このメンバーでは最後になってしまいました。つきましては、ここでもう一度、彼らのグッズの一部を並べてみましょう。
井乃頭蓄音団は、止まってはいられません。というわけで、既に4月19日(金) 仙台FLYINGSON のライヴから、新メンバーにベースの大貫(おおぬき)さん、サポートドラマーを迎え、始動しました!!
近々の彼らのライヴは以下。これからも、みなさん変わらず応援していきましょう。
4月26日(金) 大阪アメリカ村 FAN J twice
出演:井乃頭蓄音団、craft rhythm temple、and more
4月28日(金) 京都 VOX HALL
出演:松尾よういちろう&ヒロヒサカトー(井乃頭蓄音団)、valva、Amia Calva、花泥棒、ニシハラシュンペイ(ヤーチャイカ)、ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
4月30日(火) 名古屋池下 UPSET
出演:井乃頭蓄音団、ザ・ラヂオカセッツ、百長、それいけビート、ユナイテッドモンモンサン
【井乃頭蓄音団 企画 『初夏一番』】
5月24日(金) 渋谷La.mama
出演:井乃頭蓄音団、他、近日発表
スペシャルゲスト:鈴木茂
6月16日(日) 下北沢BASEMENT BAR
出演:井乃頭蓄音団、カルマセーキ、ハンサムケンヤ
6月22日(土) 名古屋 新栄APOLLO THEATER
出演:井乃頭蓄音団、カルマセーキ、ハンサムケンヤ
【大阪アメリカ村サーキットフェス 『見放題2013』】
7月6日(土) 大阪アメリカ村周辺
見放題2013ホームページ【HP:http://www.mihoudai.jp/】
井乃頭蓄音団
「親が泣くツアーファイナル&東京“初”ワンマンライブ~ツアーなんてしたっけな?2013」
2013.3.23 @ 下北沢CLUB Que
前向きで、各々が次へと力強く進んでいくことを誓い合ったかのようなライヴであった。したがって本来なら号泣してもよさそうな前印象だったのだが、ライヴ中、時折感傷的で感慨深い気持ちに包まれながらも、最後には色々な、「おめでとう」と「これからも頑張って行こう!」、そして、”これからも続いて行く、その一本道の先に、<音楽で食べて行く>という夢に、つながっていますように…”と願う自分がいた。
東京での初のワンマンライヴ、彼ら史上最長のライヴ時間、そして、長年一緒に連れ添い、このグループの素地を作ってきた、ベース寺中、ドラムとがしの退団日…さまざまな意味で、2013年3月23日は、井乃頭蓄音団にとって特別な日であった。
彼らのこれまでの歴史をきっちりと示しつつ、今後の展開とバンドにとっての新しいメソッド、止まっていられないことを高らかに、誇らしげに明示してくれたようなライブが展開された、この日。加え、この晩は今まで何気なく聴いていた歌の数々が、より信憑性を増し、いつもとは違って響いてきた。
オープニングアクトの「はせがわかおり」による、関西弁のホンワカしたMCと、ギター1本で弾き語れる、その日常感の溢れる正直な気持ちが綴られた歌の数々に、負けたくないと思ったり、愛しい人を思い浮かべたり、自分をよりよく魅せる為の嘘や自分の悲しみについて省みていた。
そんな中、超満員の会場がザワザワし出す。続いては、いよいよ井乃頭蓄音団の登場だ。いつもながら登場SEもなく、まさにフラッと、”さぁ、始めるか”といった様相で、ライヴに入っていく彼ら。待望の東京初ワンマンながら、いつもらしい登場シーンになぜだかホッとする。
まずステージに現れたのは、ベースの寺中イエス、上手(かみて)ギターのヒロヒサカトー、下手(しもて)ギターのジョニー佐藤、そして、ドラムのとがしひろきの4人だ。ベースの寺中とドラムとがしによるリズム隊から、骨太なビートが飛び出す。それに乗り、ギターのヒロヒサが「こんばんわ~ 井乃頭蓄音団です。これまで大分とか南林間等で細々とワンマンライヴを行ってきた僕たちですが、みなさんなのおかげで今日初めて東京でワンマンライヴやっちゃいます」と、挨拶。大歓声があがる。ジョニーのギターカッティングも大きくなり、場内に高揚感が押し寄せてくる。そんな中、ヒロヒサが続ける。「ひとつだけ言わせて下さい。今日はまだラストワルツじゃないんだよって。それではお待ちかね。あの男を呼びましょうか」と、盛大な拍手とギターカッティングに合わせた手拍子の中、ボーカル松尾よういちろうがステージに現れる。骨太なブギーは続いている。これまで見たことのない導入だ。そのままアコースティックギターを持ち、1曲目の「会いたくて仕方ない」の歌に入る松尾。彼ら特融の昭和歌謡的なムードが、いきなり会場いっぱいに広がっていく。1番では、ジョニーのスライドバー入りのギターソロが会場を沸かせば、2番のギターソロでは、ヒロヒサが会場を魅了する。そのまま、とがしのドラムとワウの効いたギターから「さよならと言ったわけ」にイン。ライヴがドライブし出す。「名古屋が生んだスイーツ。松尾が歌います」と自身でイントロデュースし、そのまま松尾が歌に入る。いかにも彼らしい流れだ。グルーヴが走り出し、合わせて会場からの手も挙がり出す。フォークソングの名フレーズをオマージュしながらラップしたかと思えば、いつもの「♪吉幾三 さだまさし♪」のフレーズへ。会場が湧く。軽快なギターカッティングと躍動感のあるベースが会場をグイグイと惹き込んでいく。
続いては、松尾がアコギを抱き上げ、「ヒロシ~!!」の寸劇がしばし。それを途切れさせるように、ヒロヒサとジョニーが「好敵手~ライバル~」のイントロに入る。同曲では会場もタオルを回し、一緒に歌う。前列では、松尾の振りに合わせて一緒に踊っているお客さんも多く見られる。不思議な一体感だ。ここで驚いたのは松尾による、「♪風呂に入った♪」という歌フレーズにて、とっさにタオルをアカスリ代わりにしていた場面。この臨機応変なアドリブが彼の凄いところだ。後で聴いたら全然無意識だったとのこと。やはりすごい。同曲では、とがしのドラミングも冴える、冴える。合わせてギターソロでは、ツインリードが会場をシビれさす。
「このタオル、¥1500以上の価値がある」とは歌い終わって、タオルをしみじみ眺める松尾。しかし、ここで松尾のギターの接点が悪くなる。先ほどのヒロシの寸劇の際に機嫌が悪くなったのか(笑)? したかたなく、松尾はギターなしで次の「コンドームだって付け忘れるくらいに」を歌う。用意していた裸電球をつけ、舞台である四畳半へと会場を誘った同曲。屈折した純愛が会場に広がっていく。「もう1曲、裸電球にぴったりの曲を」と、次曲「夏子さん」が歌われる。憧れのお姉さんへの性への目覚めを思い起こさせるような同曲に、再び会場は四畳半へ。薄く開いたふすまの向こう側で着替えている、夏子姉さんの肢体を、会場全体が思い浮かべる。寺中のジャズスケールのベース、シャッフルの4ビートのリズムの上、2本のギターソロがアウトロでもう一度回り始める。
会場の手拍子の中、「ともだち」は始まった。本来多少しんみりしみじみするべきな同曲であったが、この日のアレンジはあえて明るくレクイエムのようにも響いた。そして続いては、数年前の松尾自身に歌った歌だと言う「昭和」に。「♪お前に昭和を見つけたんだ♪」と歌われる箇所に、主人公が自分に投影され、みんなが自分の中の昭和を探し出す。長いアウトロがまるで自分自身を見つめているように感じた。
次は、いつか故郷の名古屋に錦を飾り、帰れることを夢見、その気持ちを手紙風の歌で綴った「帰れなくなるじゃないか」。この曲では、牧歌的な演奏に乗って、まるでこの日の陽気のような小春日和が、ポップさとなって会場に呼び込まれていく。
この日はワンマン。まだまだ先は長い。というわけで、ここで一旦空気を換えるように、ここからはアコースティックセットのステージが送られる。このコーナーでは、ヒロヒサやジョニーがボーカルをとったり、3人でハーモニーを聞かせたりといった目新しい趣向も取り入れられた。”これが次の井乃頭蓄音団の基軸の一つになっていくのかもしれないな…”そんな予感を胸に各曲聴いていた。
リズム隊の上、松尾、ジョニーのアコギ2本にヒロヒサによるマンドリンも加わり、まずは「誕生日」が歌われる。この編成ならではの牧歌的な雰囲気が会場に満ちていく。「♪僕が先に死んだら、来世では僕が生んでやる♪」のフレーズも印象的だ。ヒロヒサもマンドリンでソロを加える。また、この曲では各メンバーのプレイヤビリティも存分に発揮される。マンドリンソロの後には、ジョニーによるアコギのソロ、続いてベースを歪ませた寺中のソロ、そしてとがしのドラムソロまで飛び出し、会場が沸く。
続いて現れたのは、ジョニーの歌い出しと松尾に歌のバトンをリレーションした「手紙の返事」。また、高田渡の「生活の柄」のカバーでは、カントリーフレーバーなアレンジの中、ジョニーが1番を、2番はヒロヒサが、3番はなんと寺中が歌い、ラストは松尾が締めるという驚きを見せてくれた。さすがはワンマン。良い意味でやりたい放題だ。そして、ジョニーの組んでいるもう一つのグループ、ヒカリノートの「もっと、もっと、もっと。」のカバーがここで現れる。なんでも松尾、寺中が初めてジョニーのライヴを観た際に、感銘を受けたという同曲。この曲をきっかけに、ジョニーが井乃頭に誘われたというから、この日は特に感慨深く響く。人生の大きなサイクルや慈愛を感じる曲に、心の声に耳を傾けていく。そのあと、西岡恭蔵の「プカプカ」のカバーを、楽しげにカバー。ヒロヒサ、松尾、ジョニーのフロントの3人が1番~3番をリレーで歌い、このアコースティックのコーナーは終了する。
そして、ここからは第3部。再びバンド、井乃頭蓄音団が戻ってくる。まずは、お得意のマイクスタンドにひじをかけ、不良口調から始まった「デスコ」。今日の語りかけるお相手はステファニー(前述の不調のひろし(ギター)に替え、ジョニーのアメリカ製のギターを借りたので、松尾が咄嗟に付けた名前)とのことだ。同曲に入るとライヴは再び転がり始める。ミラーボールも回り出し、その様相はさながらデスコの体を見せる。この曲の「♪実はデスコじゃないのかな!♪」は、会場全体がコール。ラストのテンポアップでは、トガシのドラミングも鬼のような怒涛さを見せる。
そして、通例の「関本雅美」を探す件の代わりに、この日は松尾より関本雅美にこんなメッセージが放たれた。「関本雅美、俺はここまできた。あと一歩だ!!」そして、入った「公衆便所で」。ラストはお約束のロングタイムのフリーズだったのだが、やはりいつもどおり寺中がアクロバッティングな静止ポーズを決める。この5人のフリーズする勇姿を見るのも、これで見納めかと思うと、やはり感慨深い。いや、この勇姿はあのタオルに刻まれている。再びあの姿が見たくなったら、タオルのシルエットを見て思い出そう(笑)。
そして、ここからはエンジンがかかるように、次曲の「コンドームなんて持っていなかった~上半身の愛」に入る。後半はもうお約束の怒涛のギターソロバトル。カトーがギュンギュンに弾き倒せば、ジョニーがグワングワンに弾き倒し返す。そんな中、淡々と、しかし熱くグルーヴをキープする寺中と、暴発せんとばかりに怒涛のスティックさばきを魅せるとがし。間で松尾が、”俺も負けるか!!”と言わんばかりに、エアギターソロで対抗する(笑)。そして、疾走感のある「別れてあげない」の後は、会場の手拍子と一緒に歌った「親が泣く」。同曲では、松尾のアドリブもかなり暴走。”おーい、どこに行っちゃうんだよ~”と嬉しく思いながらも、その行く末を見守る(笑)。なんて言いながらも、実はこれまでどんなに遠くまで松尾が暴走しても、戻ってきた際には、しっかりと受け止め、支え、何事もなかったかのように普通に楽曲に戻っていく<バンドの様>を過去何度も観てきたので、ヒヤヒヤしつつも、どこか安心して観れる自分がそこにはいた。
そして、「♪忘れないで♪」「♪覚えていて♪」のフレーズが、ことさらこの日は染みた、「いくつになっても」。そして、本編ラストは「カントリーロード」。入る前に松尾が「今日最後の曲です。今日の曲順を凄く考えていて、この歌が最後の理由は、今日という日がどういう日かを自分の中で考えた末のことでした。あえてここではいいませんけど、この気持ちが少しでも伝わればなと思います」と告げられ、同曲に入る。歌の意味、歌詞の内容がそのままズバッと響く。同曲が会場と観る者の中にとてつもなく広がっていく。そして、それは歌われる場内のみならず、さながらステージに立つメンバー自身にも歌われているようでもあった。
アンコールは2曲。まずは寺中が、かつて会社員だった頃に、自身と当時付き合っていた彼女との出会いから別れまでを私信風に綴った、個人的には非常に大好きな曲「八月七日」が歌われる。ラストに向けやってくる。「♪今、僕は大切な人と暮らしながら、あの時とは違った仲間と音楽をやっているよ。あの時とは違うけれど、あの時とおなじぐらい大切な仲間と音楽をやっているよ♪」のフレーズが胸を締め付け、続けられる、「♪音楽をあきらめないで~♪」の歌フレーズに、当時の彼女の涙ながら発せられた言葉と、この会場の多くの人たちの思いが重なっていく。涙が出てくる。一体感とはまた違った形で、会場全体が一つになっていくのが分かる。
そして、ラストは「素直な自分」。ここまでの過程もあったからか、この曲が非常に解放感があった。まるで自分を思いっ切り解き放ち、すべてを受け入れ、自分の思いを吐き出すかのように、歌われる歌と、ラストの「素直になりましょう~!!」のシャウト。アウトロでは各人が神々しくも、ここに全てを置いていくかのような意気込みのプレイヤビリティを爆発させる。そして、ラストは松尾のギターに合わせて会場が最後のフレーズを大合唱。いつものように大団円で、東京初のワンマンライヴは幕を下ろした。
特にお別れの言葉も、退団のあいさつや今後が語られることも無かったけど、最後に松尾が全員をもう一度紹介し、「これが井乃頭蓄音団です」と言っていたのが、”このメンバーで今までどうもありがとう””また、新しい仲間と音楽をやっていくよ”と言っているようにも感じられた。
<止まっていられない!!>と言わんばかりに、井乃頭蓄音団は、新しいメンバーを加え、これからも活動を続けていく。寺中もひらくドアに専念し、とがしは自分の腕をさらに磨くべく、様々なバンドで叩いていく。我々は今後も彼らを応援していく。
寺中、とがし、お疲れ様。
振り返るとそこにあるのは一本道だけど、自分達の前にもあるのはきっと一本道。我々はその道を前に向かって進んでいくしかないのだ。その先に待っているかもしれない、<音楽で食べていく>という夢に向かって。そして、いつか振り返った時に、”ああ、そんなこともあったね”と、笑って、自分の歩いてきた道を誇れるように。
Report : 池田スカオ和宏
That Evening Member
Vo.&AG. 松尾よういちろう
B. 寺中イエス
EG. ヒロヒサカトー
EG. ジョニー佐藤
Dr. とがしひろき
セットリスト:
[第1部]
1.会いたくて仕方ない
2.さよならと言ったわけ
3.好敵手~ライバル~
4.コンドームだって付け忘れるくらいに
5.夏子さん
6.ともだち
7.昭和
8.帰れなくなるじゃないか
[第2部]
9.タオルを買ってくれ[松尾よういちろう弾き語り]
10.誕生日
11.手紙の返事
12.生活の柄(高田渡 カバー)
13.もっと、もっと、もっと。(ヒカリノート カバー)
14.プカプカ(西岡恭蔵 カバー)
[第3部]
15.デスコ
16.公衆便所で
17.コンドームなんて持っていなかった~上半身の愛
18.別れてあげない
19.この人は誰だろう
20.親が泣く
21.いくつになっても
22.カントリーロード
Encore
En-1.八月七日
En-2.素直な自分
【MEMBER】
Vo.&AG 松尾よういちろう
G. ヒロヒサカトー
G. ジョニー佐藤
B. 大貫(Ba)
【PROFILE】
2008年7月、ボーカルの松尾遥一郎とベースの寺中イエスが井の頭公園で出会ったのをきっかけに結成。
当初は弾き語りユニットとしてライブ活動を開始。武蔵野たんぽぱ団のような音楽集団を志し、同年秋からは多種多様なミュージシャンをゲストに迎えながら、下北沢・高円寺・新宿を中心に活動範囲と音楽性を広げていく。
後、ヒロヒサカトー、ジョニー佐藤、とがしひろきが正式加入し、現在の5人編成となる。
ここまでに数枚の自主制作音源をリリースし、2011年4月、初の全国流通盤『素直な自分』を発売。SAKAE SP-RING2011、京都大学・西部講堂、見放題2011、MINAMI WHEEL2011、下北沢roundup4など、名古屋・京都・大阪・大分(ワンマン含む)でもライブを行うようになる。
「可笑しさと哀しさと男の愛おしさ」を唯一無二の視点から描く松尾よういちろうの歌詞、一度聴いたら忘れられない中毒性のあるメロディ、それらをさらに引き立てる古き良きロックやソウルやジャズを思わせる高い演奏力が、各方面から支持を集め始める。
2011年春より、JACCSカードテレビCMおよびWEBサイトの、曽我部恵一バンド、カジヒデキ、ひらくドア、THEラブ人間、SEBASTIAN X、忘れらんねえよ、奇妙礼太郎らとともに出演。
2012年、全国的な音楽フェスティバル、大阪・アメリカ村のBIG CAT(見放題2012)、東京・お台場のZepp Tokyo(坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス)、長岡京ソングライン、等への出演。MINAMI WHEEL2012下北沢roundup5等への出演を決め、全世界にその全貌を晒し始めている。
2012年9月、CD+DVD『親が泣くLIVE at 下北沢GARDEN 29 Feb.2012』発売。
2013年3月、東京初ワンマンライヴ開催。大成功を収める。また、この日を持って、ベースの寺中、ドラムのとがしが脱退。4月、新ベーシスト、大貫を迎え、絶賛活動中。また、5月にはスペシャルゲストに鈴木茂を迎え自主企画を渋谷La.mamaにて予定している。
【NEW ITEM】
CD+DVD
『親が泣くLIVE at 下北沢GARDEN 29 Feb.2012』
INORC-002
¥2,100(Tax in)
[ULTRA VYBE,INC.]
CD
1. 帰れなくなるじゃないか
2. 拝啓 関本雅美様(MC)
3. 公衆便所で
4. アフターパーティー・センキュー(MC)
5. デスコ
6. けんちゃん
7. ライバル
8. コンドームなんて持っていなかった~上半身の愛
9. 親が泣く
10. 素直な自分(アンコール)
DVD
1. 帰れなくなるじゃないか2. 公衆便所で
3. デスコ
4. けんちゃん
5. ライバル
6. コンドームなんて持っていなかった~上半身の愛
7. 親が泣く
8. 素直な自分(アンコール)
9. エンディング
【井乃頭洋品店 WEB支店】
井乃頭蓄音団のライブ会場で営業中の【井乃頭洋品店】が多くの声にお応えしてWeb支店をOPENいたしました!ココでしか見れないメンバーの写真も公開中!財布を片手にクリック♪
>井乃頭洋品店 Web支店ホームページ<
http://shop-lucka.jp/?mode=f23