通勤時間中にフィッシュマンズ
春から夏へと変わり行くのを毎日香りを通して感じる、この時期。
毎年この時期になると僕の通勤CDはフィッシュマンズに変わる。今朝は12年前に発売されたポリドールレコード(現ユニバーサルミュージック)移籍第一弾の『空中キャンプ』を聴きながら、会社に向う電車の中でこのブログを携帯から打っている。昨日は『OH MOUNTAIN』を聴きながら来た。仕事の関係上、聴かなくちゃいけない沢山のCDの合間を縫って、隙あらばって感じで合間合間に朝引っ張り出してきては、ディスクマンに突っ込んでくる。
「フィッシュマンズは夜に聴くものだ」
と一家言持っている人も多いだろう。確かにあのボワッとした温かさの中にある、どこかしらしらの冷んやり感と倦怠感は、真夜中に合っている。だけど、僕は午前中のポカポカ陽気の時間帯に聴きたくなる。しかも、通勤の際に。何故だろう?色々と考えてみた。その中の一つが、通勤時間こそが、”ひとりぼっち”を体感しているからかもしれない。家庭にも、会社にも、まだ所属していない唯一の自分一人を感じられる時間。それが通勤時間なのかもしれない。
なので、フィッシュマンズは当然一人で聴く。そして、必ずヘッドフォンで聴く。繊細に各所に張巡らされた音の一粒一粒を外に漏らさない為だ。フィッシュマンズは、歌心を宿していながらも、作品の手触りや肌触りを快楽性と共に大切にしてきたグループだ。それを引き出し、キチンと具現化/体現化させるZAKさんのエンジニアリング…。
あっ、気づけばもうすぐ千駄ヶ谷の駅だ。
この続きは、土日の休みの間か、月曜日のまた通勤時間中に打ちま〜す。
では、また後日。