並び違いにはご用心
この前、久々に並び違いをやってしまいました。
それは大雨が降った先週中頃の夜の帰宅途中の事。
通常は最寄りの駅から自転車で自宅まで帰っているのだが、折しもその時はまさに春嵐とばかりに強い雨＆風。まだ終バスが残っている時間に駅まで辿り着けたこともあり、自転車は駐輪場に置いたまま、迷わずバス停に直行したのでした。
既にパス亭は長蛇の列。僕もすかさずその最後尾に続いて並び、バスに乗るのを待っていたのでした。
”今夜はやけに多くの人が並んでるな…”などと思いながらも、”まっ、大雨だからだろう”と勝手に納得。そこからは次の日の取材の仕込みをしようと、耳にCDウォークマン、手にはメモ代わりに入力する為の携帯で、質問制作に没頭していったんです。
そんな中、バスが来た気配がし、にわかに前の列が歩を前に進み出したのを、感じ出したのです。そんな中でも質問制作が佳境に入っていたこともあり、携帯の画面を一心不乱に見つめ続けていた僕は、しばらくして、”あれ、何で列が進まないのだろう？”との疑問を。にも関わらず、質問制作が佳境ということもあり、ラストスパートさながらに質問を作り続けていたのです。すると、そのうち、ブロロロロとバスが発進し出したのです。まだ並び続けている私達を置き去りに。
”えっ!?”と思い、前方に目を凝らすと、ナント、そのバス停のずっと先にパチンコ店があり、そこからこの列が続いているではありませんか。
茫然自失です。
そう。その晩は明日朝早くに新装開店が、そのパチンコ店ではあるらしく、その開店を徹夜で並んで待っている列だったのです。しかも、この日に限っては、暴風雨の為、少しでも雨風から避けようと、いつもとは逆方向のヒサシのある、バス停側にみんな並んでしまっていたようなのです。
改めて茫然自失です。
クヨクヨしていても仕方ありません。諦めて暴風の為ほとんど役に立たない傘をさし、雨風に打たれながら、トボトボと家に帰ったのは言うまでもありません。
そして、この日記を打っている時、中学時代にも、似たような並び違いをしたことをフッと思い出しました。
では、この話も近いうちにしましょう。
