bloodthirsty butchers初の公式インタビュー集をLUCKON GRAPHICSがデザイン!!
この5月27日は、1986年の結成以来、28年にわたりオルタナティヴロック・シーンを牽引し続ける“日本の至宝”、bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)のボーカル&ギターであった吉村秀樹さんの命日でした。
その彼を偲び、トリビュート盤のリリースやトリビュートライヴ等がとり行われ、各地各人が思い思いの形で彼への餞(はなむけ)を行いました。
そんな中、彼らの初の公式インタビュー集となる『bloodthirsty butchers Rooftop Anthology 1999~2014』も同日に発売され、そのデザイン全般をLUCKON GRAPHICSの乗松が担当しました。
この本は、老舗ライブハウスであるロフト・グループが発行しているフリー・マガジン『Rooftop』に掲載されたものを1冊に凝縮再編された逸品。bloodthirsty butchers関連の15年分のインタビューや、メンバー各人が持ち回りで執筆していたコラム、加え、メンバーや側近の方々、ミュージシャン仲間等の特別インタビューや対談も加わり、まさに「読むbloodthirsty butchers」的な一冊となっています。しかも、272ページに渡る超ボリューミーさに加え、写真もふんだんに使用。彼らの偉大なる足跡、そして残してきた影響力や凄さを、改めて感じさせてくれる好書籍です。
そんな至宝をデザインしたLUCKON GRAPHICSの乗松は、今回のワークスに際して、以下のように振り返っています。
「あのブッチャーズの本をデザインできる…!
『Rooftop』に掲載されたbloodthirsty butchersのインタビュー記事や、コラム『裏のスジの突き当り』を完全復刻した特集ページ、完全書き下ろしの特別インタビューなど、bloodthirsty butchersファンにとってたまらない一冊。
この本のほぼ一冊まるまるのデザインを『Rooftop』の編集長から任された時は、嬉しさと重圧が入り交じった気持ちだった。ブッチャーズは自分の世代からすると憧れる伝説的なバンドだからである。しかも発売される日が吉村さんの一回忌というのだから責任重大だ。ページ数も272ページの大容量。いちファンとしては嬉しいボリュームだが、これを作業していくとなるとなかなか大変だ。
入稿間際には頭がショート寸前だったが、何か“もうすぐ終わってしまう”といった寂しいともいえる感情になっていた。それはブッチャーズが築いてきた伝説を文章で触れ、それをデザインすることで少しでも彼らの功績に貢献できるような、そんな気持ちになっていたからかもしれない。
この“ご縁”を頂けたキッカケを下さった方々に感謝しております」 LUCKON GRAPHICS 乗松
現在も活躍している多くのバンドが影響を受けたと公言している、このbloodthirsty butchers。彼らの音楽ももちろんですが、その生まれたバックボーンやアティテュードを、是非この本を通じて感じて下さい。
PROFILE
bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)
「1986年、札幌にて結成。メンバーは、吉村秀樹(vocal, guitar)、射守矢 雄(bass)、小松正宏(drums)、田渕ひさ子(guitar, vocal)。パンク・ロックをベースとしつつ、北海道の風土が生んだ、まさに日本独自のロックンロールを奏で続けるバンド。圧倒的な轟音による凄まじい音圧とケタ外れな独創性で他に類を見ない音像を構築し、欧米のロック・バンドと対等な位置で語られる希少なバンドである。
2013年5月27日、リーダーの吉村秀樹が急逝。すでに完成させていた新作の発表を控えるなかでの訃報となる。
その半年後、バンド結成日である11月14日に通算13作目となる最新作『youth(青春)』(KING RECORDS)を発表。この日をもってバンドは現在28年目に突入、常に浮き沈みの激しい音楽シーンのなかで微動だにせず、ブッチャーズはロックンロールの最前線に立ち続ける」
『bloodthirsty butchers Rooftop Anthology 1999~2014』本書より抜粋
NEW ITEM
bloodthirsty butchers Rooftop Anthology 1999~2014
●編:Rooftop編集部
●価格:2,500円+税
●判型:B5判並製
●頁数:272頁
●発売:2014年5月27日(火)
●発行:ロフトブックス(有限会社ルーフトップ)
ISBN978-4-907929-00-8