2008.03.09 @SHIBUYA CLUB QUATORRO
お前たちのこの10年シッカリ見せてもらったよ
お祝いするつもりで行ったけど その必要も無かったようだ
ノスタルジックなんて停まっているヤツが浸るものだ
何度も何度も高く力強く誇らしく掲げられた左コブシもそう言ってたよ
変わっていそうで全く変わらないその姿勢
どうやらそこだけは歳をとらないようだ
未来について歌っていた唄 結局その時期を通過しても歌わなくちゃならない唄
今思うとそんな目先の事を歌っていた唄じゃないんだな
お前たちも10年走り続けてそう思ったろ?
走っても走っても追いつかない馬ニンジン
目の前にあると思ってたものが 実は追い求めるべくライフワークだっただけ
たまたま手に取ったものが 人生を賭けるに値するものだっただけ
ある日突然それを嬉しさと共に実感するもの
今晩はお風呂に入る時 自分を褒めてあげなよ
気づくと涙が出てるはずさ きっと
あんなに大丈夫だと思っていても 自分を褒める時には泣いてしまうもの
それは何かに感謝をしている証拠
神でも 親でも 運命にでもない
自分自身そのものに
自分自身を丸ごと愛せた瞬間 人は涙という結晶を作り出す
スチュワート・サトクリフも
シド・バレットも
ブライアン・ジョーンズも
今は居ないけど
そんな偉人さえも成し遂げられなかったことをお前たちは成している
もしかしたらそいつが一番大変なのかもしれないね
周りの友が一人二人減って行く中 持ち続けなくちゃならなかったポール
かつてはそこに旗がなびき多くの同士が集い 目指した
今は支柱へと変わっているそのポールは そこに集う者は減ったけど 今もシッカリと立っている
しかも もっと強固に揺るがないものとして
どうかこれからもそのポールを持ち続けて欲しい
いつまでもボロボロになりながら 「くそったれ」と叫びながら突撃し続けて欲しい
そこに自分を重ね合わせ 映し出している多くの者のためにも