Laika Came Back 待望のグッズ第一弾到着!!その写真に込められた想いとは…

Filed under: GOODS REPORT — タグ: Laika Came Back — LUCK'A @ 2010.03.30

Laika Came Back…ex-AIRのCozy（車谷浩司）の音楽を中心としながら、社会活動、その他ライフスタイル全般を含めたプロジェクト。3/30に初のリリース曲「Landed」を配信する。

━AIRの活動終了から1年。車谷さんの活動再開を心待ちにしているファンも多い中、いよいよこの春、新プロジェクト「Laika Came Back」が始動しますね。

●ありがとうございます。

━まずは今回のTシャツやステッカーに起用されている、この写真についておうかがいしたいのですが。

●僕のこのプロジェクト名にある「ライカ」は、この写真の犬です。

━1950年代にソビエトの宇宙ロケット「スプートニック2号」に乗って宇宙に行った初めての動物である「ライカ」ですね。

●そうです。宇宙に飛び立ち、二度と戻ってくることのなかったあの犬です。今回はプロジェクトのスタートにあたって、このデザインとなりました。

━ちなみに写真の下に書いてある英語は何と？

●「Laika will definitely appear in front of you」「ライカは、必ずあなたの前に現れるでしょう」ですね。僕のウェブサイトでも既に使っています。動物管理保護の問題に携わったり、動物の問題との関わりは僕にとってのライフワークの一つであり、哲学でもあり、音楽と同等に僕のアイデンティティでもあると思っています。とりわけ犬は単純に大好きで。AIRが終わって新しく活動を始めることを考えた時、“その象徴となるものは何だろう？と考えました。その中で真っ先に浮かんだのが、これらの象徴的な存在や事柄として、この「ライカ」の話を思い浮かべました。

━Came Backの方にはどのような意味が？

●実際クドリャフカ(ライカに名付けられた実際の名前)は飛び立って死んでしまったけれども、僕の中ではライカはその後、帰ってこれたことにしています。そんな崇高な命が、ただ一度きりのこの悲しい現実だけで終わってしまうわけがないですから。その意味でのCame Backですね。そういった不可抗力や権力、または虐待や貧困などによって、志し半ばでこの世を去らなくてはならなかった世界中の子供達をはじめとする人間はもちろんのこと、ライカをはじめとする動物達、それらの命がもしこの地球上に帰って来ることが出来たら、どんなことを考え、どんな行動をし、どんなことを思いながらもう一度この地球上で過ごしていくだろう?という観点で、僕の目やフィルターを通して発信する。もちろんそこには僕の主観も入ることは当然です。そして、例えば音楽だとしたら、“それらが帰ってきて、もし音楽を奏でるとしたらどんな音楽だろうか？” “どんなことを歌いたい、言いたいのかな？”というような。なので、もちろん音楽がメインにはなるとは思いますが、音楽だけに特化していくつもりもありません。

━では、活動は楽曲発表に限定しないと？

●そうですね。この1年、カンボジアの孤児院でギターを教える機会があったり、JICAの青年海外協力隊の短期隊員として、アフリカのブルキナファソの小学校で子供達への情操教育の授業をサポートしたりというような活動をしていたんですが、これらのことも含めて「Laika Came Back」の活動なので、実際AIRが終了した直後からこれらの様子を僕のウェブサイト上でもアップしたりしていましたが、もう既にこのLaika Came Backは始まっていました。このような、生きている上でのこの世界、この地球上で自分にとって関心のある様々な事柄を、このプロジェクトで、使い得るあらゆる方法を用いて色々な角度から表わしていく、というような感じです

━それは非常に興味深い!!

●もちろん僕自身の表現ではあるけれども、それだけでもない。先に述べたような命、声にならない声の代弁…と言うわけではないんですが、僕というフィルターを通して、音楽なり社会活動なり、こういった物を作ることなりで表現、活動をしていければと思ってます。

━ちなみに今回を第一弾に、今後はどんなグッズを作っていきたいですか？

●とにかく自分の欲しいものを作るだけですね。僕は服も好きですし、ステッカーも大好き。とりわけTシャツやステッカーはやはり好きなので今後も定期的に作りたいかな。ト―トバッグも好きなので作ってもいいなと思ってます。あとはフーディー物と、冬はマフラーが欲しい（笑）

━キャンバスのトートバッグに「Laika will definitely appear in front of you」の文字でも入れたらバッチリですね!!
今日は貴重な話をどうもありがとうございました。

【ズバリ！メイキングポイント】
まずは写真をそのまま角版で入れるか、モーチーフのみを切り取って入れるか、シルエットで入れるか、いくつかシミュレーションをしてみましたね。
最終的には角版のままということで落ち着きましたが、さらに気を遣ったのは、写真の表現でした。はっきり出しすぎても粗すぎても雰囲気がなくなってしまうので、ややボヤけた感じの加工を施し、画像のまま版を焼付けました。
フォント（文字）のサイズや間隔など全体のバランスをすごく意識しました。　一見、簡単そうに見えがちですが、車谷さんの新プロジェクトへの想いとこだわりが詰まった確かな一品になってます。
ツーショット写真も撮らせてもらっちゃいました（笑）