小谷美紗子「最新ツアーグッズをプロダクト」

Filed under: NEWS — タグ: , — admin @ 2014.05.24

小谷美紗子「最新ツアーグッズをプロダクト」


 東北大震災や、そこから派生した原発問題を通じ、そこで改めて感じ、気づいたことを、あえてそのまま伝えるのではなく、自分なりの表現方法や言葉、伝達手段を用いて伝達した、小谷美紗子さんのニューアルバム『us』。結果、同作は、これまで以上に開け、寛容にして包容感に溢れ、はたまた抱擁感溢れる作品印象を私に抱かせました。

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 そんな前向きでいて人恋しい、非常に「夜明け」を感じた作品『us』と共に、ベースに山口寛雄さん、ドラムに玉田豊夢さんを迎えた、お馴染みの「小谷美紗子 Trio」にて、東名阪でワンマンライヴを行った小谷さん。その今回のツアーグッズ一式を我がラッカが制作させてもらいました。

 今回制作したのは、「トリオ缶バッジセット」「飛行機トートバッグ」「トリオTシャツ」「飛行機Tシャツ」。楽器の絵柄はドラムの玉田さんによる描き下ろし。また、飛行機の絵柄は小谷さんによる描き下ろしでした。
 アンコールの際には、告知も含め、そのTシャツ姿で登場してくれ、その際には、「最初、玉田さんにも飛行機の絵をお願いしんだけど、あまりにも本格的過ぎてボツ。あえて私が簡単なイラスト風でユルく描きました」と説明してくれました。

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 私たちが観に行ったのは、同ツアーの最終公演。渋谷のduo MUSIC EXCHANGEでした。
 この日のライヴは、今までに無かった色々な試みも多数披露。これまで以上に各MCも長く、それはどれも気持ちの込もったものした。そして、終始感じたのは、今まで以上に会場に集まってくれた人に、〈出会えてよかった〉〈自分の歌が好きで、求めてここまで集まってくれてありがとう〉との感謝と慈しみの類。それらは、その楽曲の背景の説明や伝達方法も交え、MCでの言葉の端々からも滲み出てくるものでした。かく言う私もこれまで小谷さんのライヴを何度も観てきましたが、良い意味でこの日が最も身近で親しみやすく、凄く〈こちら側を見て歌を伝えてくれている〉、そんな印象を持ちました。

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 この日はニューアルバム『us』に収録されていた曲が全て披露されました。スタートは、その『us』の中でも、伸びやかさと上昇感、ポップさと軽やかさを擁した「runrunrun」から。とは言え、間にはこれまでの曲も交えられ、続いては意外にも「You」「消えろ」といった、これまでライヴの後半に配していたハイライト的に盛り上がり、クライマックス的に盛り上がるナンバーたちが早くも登場しました。「前半にあえてこのような楽曲を配置した」とは、歌い終えて若干高揚気味の小谷さん。しかし、後半は後半で『us』からの、心を掴まれ、ぶんぶん振り回され、高揚させてくれる曲のオンパレードゾーンがあったので、ここでこれらを用いることは、これはこれで大正解だったのだと、終演後にライヴを振り返り、気づきました。

 また、「誰か」や「enter」ではオルガンも同期させ、中でも「enter」では、ボーカルにもエフェクトをかけるという珍しい演出も。また、『us』の特筆すべき点でもあった、めちゃめちゃ哀しい気持ちを、あえてめちゃめちゃ明るく伝えるというメゾッドの再現部では、そこに〈生〉への執着と、〈亡くなった方への尊い慈しみ〉を感じたのは、私だけではなかったはずです。中でも、「東へ」「すだちの花」は、集まった人たちの心を捉え、放さず、本来ならば明るく無邪気に反応するところを、何か心に残しながら、みんなが聴く半分、ノる半分で、歌に聴き手の気持ちを同化させているかのような表情を浮かべている人が多くいたのが印象的でした。
 上述と重なりますが、本編の後半は、『us』からの曲のオンパレードでした。特に「正体」「果てに」「recognize」の3連発は強烈で、「正体」のアウトロの激走部、「果てに」のダンサブルさと楽曲が擁するウネリ、「recognize」に至っての小谷さんのエモーショナルな歌い方と感情移入には、鬼気すら感じました。そして本編ラストは、Twitterから生まれた曲にして、〈フォロアーの気が楽になれるように〉との願いが込められ、作られた「手の中」が歌われ、これもこれまであまり見られなかった、誰かの為の曲、誰かに捧げる曲という楽曲コンセプトが我々を惹きつけました。
 アンコールは2曲。それぞれなんと、キーボードの弾き語りスタイルで歌われました。しかも、スタンディング! 通例のグラウンドピアノの際のメンバー同士半円を作り向き合ってプレイし、歌われるスタイルではなく、キーボードも客席側に向けられたフォーメーション。小谷さんもしっかりとフロアを見て歌い、弾く姿は凄く斬新でした。そして、その最中の顔の楽しそうなこと、楽しそうなこと。「今後は、こんな身近なスタイルでみんなに会いに、ライヴをしに行けるかも」と嬉しいことも言ってくれました。
 そして、正真正銘のラストは、「暗闇に逃げこもうぜ」と歌われながらも、反面的にキチンと前向き明日向きに響いた「universe」で締め。

 ステージも客席も、〈届けられた〉〈届いた〉といった、満足そうな表情を終始浮かべていたのが印象的だった、この日のライヴ。終演後、これまで以上にキラキラとした表情や目で会場を後にするお客さんを見るにつけ、このライヴ、そして『us』が、本当に「us」になっていたことを実感した一夜でした。

小谷美紗子 Trio Tour 「us」
2014年4月24日(木)
東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE

【SETLIST】

1. runrunrun
2. You
3. 消えろ
4. 誰か
5. 照れるような光
6. 手紙
7. Who
8. 東へ
9. すだちの花
10. enter
11. 正体
12. 果てに
13. recognize
14. 手の中
Encore
En-1. Rum&ginger
En-2. universe


【NEW ITEM】

小谷美紗子 
NEW ALBUM
『us』
picka22_kotani_jacketHSR-0003
¥2,667(税抜)
NOW ON SALE

01. enter
02. 正体
03. 誰か
04. 手の中
05. runrunrun
06. 果てに
07. universe
08. 東へ
09. すだちの花
10. recognize

小谷美紗子 HP

http://www.odanimisako.com

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